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クラウドシフトの実現へ向け、強靭かつ柔軟なセキュリティ基盤構築を支えたQTnetの「伴走支援力」

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大分県の第一地銀として、大分の未来を見据えた骨太の事業展開を進める大分銀行。
近年では、情報インフラのクラウドシフトをはじめ、行内情報環境の刷新を進める中で、ある課題に直面していた。
「クラウド化は進めたいが、セキュリティが複雑化し、運用負荷も増大する」
さらにオンプレミス環境の保守期限が迫るという、二重三重の課題。この難題に対し、同行が下した決断の詳細と、その選択を成功に導いたQTnetの「伴走支援力」の核心に迫ってみたい。

オンプレからクラウドへの移行を軸に
行内システム環境刷新プロジェクトを推進

JR 大分駅を出て、海に向かって真っすぐ伸びる中央通りを歩く。ほどなく右手に、赤煉瓦の壮麗な建築物が見えてくる。ここは2023年に創立130周年を迎えた大分銀行が1966年まで本店を置いていた「大分銀行赤レンガ館」で、昔も今も大分の街のランドマークとして市民に広く親しまれている。

赤レンガ館の周辺には同行の支店や事業所が複数あり、その中のひとつの事務センターには各種情報機器やサーバー類が集約されていた。「されていた」と過去形で記すのは、ここ数年来、「オンプレからクラウドへ」の移行を軸とした行内システム環境刷新プロジェクトの推進によってデータ管理・運用体制の再構築が進み、行内のITインフラ全体がドラスティックに更新されたからだ。その背景について、同行IT 統括部サイバーセキュリティ対策室で副推進役を務める葛城 寿和氏に伺った。

「従来、事務センターのサーバー室内に構築・運用していた行内仮想デスクトップ環境の保守契約の更新が近づき、コストでも運用面でも、オンプレミスで再構築するよりクラウド化を進める方がはるかに得策だと判断。Azure上で行内仮想デスクトップ環境の再構築に伴い、セキュリティ対策もオンプレからクラウドベースのスキームに移行する必要性が生じ、2023年春、複数のベンダーにRFP(提案依頼書)を提示して、提案をお願いしました」その中から最終的に選ばれたのが、QTnetが提案した「Zscaler ZIA ZPA」によるソリューションであった。

QTnetと二人三脚で汗をかき、納得のセキュリティ基盤を構築

Zscalerは、「インターネットへのセキュアなアクセス」を実現するZIAと、「社内システムへの安全なアクセス」を確保するZPAという2つの主要機能を通じて、インターネットアクセスとリモートアクセスを一元管理できるセキュリティプラットフォーム。
「以前はローカル端末からのインターネット接続と、行内仮想デスクトップ環境からのインターネット接続する仕組みを個別に構築していました。

セキュリティ対策やログも別々なので設定などの管理が煩雑、なおかつ脆弱性のリスクも無視できないため、クラウド化を機に統合したいという意向がありました。この点、ローカル端末と仮想デスクトップ環境の両方のセキュリティを統合管理できるZscalerの利便性は申し分なく、マルウェアなどのサイバー攻撃を迅速に検知・対処するSOC運用サービスも大きな魅力でした」と葛城氏は話す。

とはいえ、実のところ、今回のRFPによる各社の提案内容には決定打となる違いはなく、QTnet 以外にもZscalerを提案に盛り込んだベンダーがあったという。その中からQTnetが選ばれた決め手は何なのか? 単刀直入な問いに、IT 統括部IT 戦略グループの安藤 文貴推進役が答えてくださった。

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IT総括部 サイバーセキュリティ対策室 副推進役
葛城 寿和 氏

「クラウド型の統合セキュリティプラットフォームの導入。当行では初めての試みですから、導入して終わり、では困ります。選定に際しては、導入から構築、実装、運用に至るまで常に伴走していただきながら、長期間にわたってお付き合いいただける、そんな信頼関係を確立できるかどうかを何より重視しました」

同行とQTnetは約20年前のVLAN導入以来の多年にわたる信頼関係が土台にあったことは事実だ。しかし、今回の選定の決め手となったのは、QTnet がそれに甘んじることなく、クラウドシフトに先駆けて行った営業店と店舗外ATMをつなぐネットワークの更新において、同行の「伴走支援への期待」を「確信」へと変えた確かな実績を示していたからだ。「最近もIT 統括部内の別のチームが法人向けマルチ生成AIプラットフォーム『QT-GenAI』を導入するなど、QTnetさんとの協働案件は多岐にわたります。Zscalerの導入に関しても、ワンストップで責任をもってご対応いただけるものと確信し、オーダーに至りました」(安藤氏)

こうして、まずZIAを全行員の利用を想定した2100IDで導入することが決まり、2025年初頭から本格的な実証・実装フェーズに移行。各部門や営業店で個別に導入しているSaaSをひとつひとつ洗い出しながらセキュリティポリシーのチューニングを行い、2025年6月の全店展開につなげている。「導入後、行員個々の実務には大きな変化を与えていない。実はそのことが最も確かな成果です。表にインパクトを与えないために裏でどっぷりと汗をかき、インシデントを未然に防ぐ。それこそがセキュリティ施策の本質ですから」と、葛城氏は納得の表情だ。
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IT総括部 IT戦略グループ 推進役
安藤 文貴 氏

今後とも新機能・新サービスを積極導入。
セキュリティ施策に終わりはない

最後に今回の施策について、お二人に総括していただいた。「セキュリティ施策に終わりはありません。今後も、2024 年に金融庁が公表したサイバーセキュリティガイドライン176項目の未充足項目に対応するための施策をはじめ、高度化・巧妙化するサイバー攻撃に備えるための対応を継続して行っていきます。最近も、VPN回線でリモート接続を行っていた外部事業所とのアクセスをZPAに置き換えるなど、新たな試みを続々と積み上げています」(葛城氏)

「銀行業務はきわめて多岐にわたるため、今後とも用途に応じて多様なクラウドサービスを上手に使い分けるマルチクラウドがますます進展するでしょう。日々アップデートを重ねているZscalerのさらなる活用はもちろんのこと、常に最新の技術やサービスにキャッチアップしていく必要があります。QTnetさんにはぜひ、今後とも変わらぬサポートをお願いします」(安藤氏)

百戦錬磨のエンジニアが実装を主導
確かな信頼関係も円滑導入の決め手

Zscalerによるクラウドセキュリティ基盤の統合は、情報インフラのアップデートと再構築を視野に、大分銀行が数年にわたって進めてきた行内システム環境刷新プロジェクトにひとつの区切りを標すラストピースでもあった。営業店と店舗外ATMをつなぐネットワークの更改など、環境再構築施策の要所要所で存在感を示してきたQTnetのトータルな対応力は、Zscalerの導入においても遺憾なく発揮されている。構築・運用を担うプロジェクトマネージャーに、過去に同行のネットワーク案件を担当した百戦錬磨のエンジニアをアサインするなど、QTnetの信頼第一の姿勢も、Zscalerの円滑な導入を後押しした。

連日のチューニング対応でも際立った
QTnetの「伴走支援力」

銀行業務は多岐にわたるため、行内の各部門で多種多様なSaaSを利用している。セキュリティレベルを上げると、今まで問題なく使えていたWebサービスが突然使えなくなる、といった現象がどうしても生じてしまう。「実際、Zscalerの実証利用を進める過程で、行内から“毎日使っているWebサービスにアクセスできなくなった”といった問合せが連日、多い日には20件以上も寄せられました」と葛城氏は回想する。たとえばAWS上で動くSaaSでは、画面が突然真っ白になる、という現象が頻発したが、通信内容を細かく分析・制御するZscalerの実力が遺憾なく発揮された証しであり、不具合にはあたらない。QTnetとしても当然、こうした展開は想定内であり、問合せ内容に合わせて逐一チューニング対応を行う体制をあらかじめ整えていた。葛城氏も「部内で対応できない場合は即、QTnetさんに電話かオンラインで相談。当時はQTnetのプロジェクトマネージャーさんの声を聞かない日はなかったと言ってもいいくらい、緊密な伴走サポートに徹していただきました」と、笑顔で振り返る。
行内システム環境刷新には一区切りついたが、セキュリティ基盤強化の努力は今後も続く。葛城氏がQTnetに相談するテーマも、さらに広がりそうだ。

導入を決めた理由

実装から運用までワンストップ
「QTnet×Zscaler」で実現する統合セキュリティ

大分銀行が選んだ「QTnet×Zscaler」による統合セキュリティ。
行内システム環境のクラウドシフト化を進める中、複数存在していたセキュリティ基盤を統合し、ゼロトラストの概念に基づくユーザ認証認可まで一手にカバーするQTnetの守備範囲の広さが同行の課題にフィット。さらに、QTnetとの確かな信頼関係も導入の決め手となった。
 

Our
Solution

QTnetデータセンターが選ばれた3つのポイント

  1. ネットワークとセキュリティをワンストップで
    ネットワークにもデータセンターにも精通した、通信事業者ならではの基盤サービス。そしてマルチベンダとして培った広範な提案力。多彩な強みを駆使し、オンプレミス環境でもクラウド環境でも、Zscalerの世界最新鋭のセキュリティ基盤を生かした万全なセキュリティ環境を実現します。
  2. 最新のセキュリティトレンドを踏まえた提案
    横行するサイバー攻撃に対して、ゼロトラストセキュリティや、脱VPNなど、最新のセキュリティトレンドの知見や、ご提案・ご導入実績を踏まえ、お客さまに最適なセキュリティ対策をご提案します。
  3. 九州で培った地域密着の伴走型支援
    当社の導入実績などを踏まえ、お客さまの環境に最善の設計をお客さまに寄り添い対応します。また、メンテナンスや不具合対応、運用サービスなどお客さまのご要望に応じた最善のサービスをご提供し、お客さまの安定的な業務継続をご支援します。

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Zscaler ZIA・ZPA

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  • 所在地: 〒870-0021 大分市府内町3丁目4番1号
    (赤レンガ館)

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