• 医療・福祉

社会医療法人 祐愛会 織田病院 さま

既知・未知を問わず
マルウェアを99%以上防御。
​CylancePROTECT®マネージドサービスが、​地域包括医療の最前線を守り、支える。

導入サービス
  • CylancePROTECTO®マネージドサービス

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地域密着型の急性期病院として、ICTを活用した医療連携と在宅支援を進める祐愛会織田病院(佐賀県鹿島市)。
近年、ランサムウェアによる深刻な被害が各地で相次ぎ、医療界全体に危機感が広がる中、2022年9月、QTnetが提供するAI検知型マルウェア対策ソリューション「CylancePROTECT®マネージドサービス」を導入。
未知のマルウェアも含めてほぼすべて検知・隔離する堅牢無比なセキュリティ環境を実現したことで、織田病院が目指す「地域ぐるみで治し、支える地域包括ケア」をより着実に前に進める態勢が整った。​

導入の背景

サイバー攻撃への危機感から
「CylancePROTECT® マネージドサービス」に注目

社会医療法人祐愛会織田病 情報管理室 システムマネージャー 森川 伸一 氏
社会医療法人祐愛会織田病院
情報管理室 システムマネージャー
森川 伸一 氏

2021年秋、西日本のある病院がランサムウェア(身代金要求型マルウェア)によるサイバー攻撃を受けた。電子カルテが使えず、手術もままならない…診療業務不能の深刻な事態を報じるニュースは、全国の医療現場を震撼させたが、織田病院もそのニュースに敏感に反応した。織田病院では、急速に進展する高齢化を背景に早くからICTの活用に注力し、地域の開業医との病診連携や退院後の在宅医療支援スキームの構築など、従来の「治す医療」から「治し、支える医療」への転換を積極的に進めてきた。在宅支援の最前線では端末を院外に持ち出す場面も少なくない。目指す医療を止めないためにも、ランサムウェアの侵入を万が一にも許さない堅固なセキュリティ環境の構築が急務。当時の状況を、情報管理室システムマネージャーの森川伸一氏が振り返る。

社会医療法人祐愛会織田病 情報管理室 システムマネージャー 森川 伸一 氏
社会医療法人祐愛会織田病院
情報管理室 システムマネージャー
森川 伸一 氏

2021年秋、西日本のある病院がランサムウェア(身代金要求型マルウェア)によるサイバー攻撃を受けた。電子カルテが使えず、手術もままならない…診療業務不能の深刻な事態を報じるニュースは、全国の医療現場を震撼させたが、織田病院もそのニュースに敏感に反応した。織田病院では、急速に進展する高齢化を背景に早くからICTの活用に注力し、地域の開業医との病診連携や退院後の在宅医療支援スキームの構築など、従来の「治す医療」から「治し、支える医療」への転換を積極的に進めてきた。在宅支援の最前線では端末を院外に持ち出す場面も少なくない。目指す医療を止めないためにも、ランサムウェアの侵入を万が一にも許さない堅固なセキュリティ環境の構築が急務。当時の状況を、情報管理室システムマネージャーの森川伸一氏が振り返る。

訪問看護を行うスタッフ
訪問看護を行うスタッフの動きを地図で管理し、
具合が悪い患者さん宅へ
すぐに駆けつけられる体制をとっている

「従来型のマルウェア対策ソフトでは未知のマルウェアには十分な対応ができないため以前からセキュリティ強化の方向性を模索していました。そこに、あのサイバー攻撃の事件です。当院でも、理事長から『うちは大丈夫なのか』と問われるなど、院内全体に危機感が広がり、抜本的な対策強化に乗り出すことになりました」
新しい強化策を種々検討する中で、森川氏が着目したのが、QTnetが提供する「CylancePROTECT®マネージドサービス」だった。CylancePROTECT®マネージドサービスは、世界初のAIエンジン搭載型エンドポイントセキュリティ「CylancePROTECT®」を核とするソリューション。圧倒的な検知率が魅力だった。

訪問看護を行うスタッフ
訪問看護を行うスタッフの動きを地図で管理し、
具合が悪い患者さん宅へ
すぐに駆けつけられる体制をとっている

「従来型のマルウェア対策ソフトでは未知のマルウェアには十分な対応ができないため以前からセキュリティ強化の方向性を模索していました。そこに、あのサイバー攻撃の事件です。当院でも、理事長から『うちは大丈夫なのか』と問われるなど、院内全体に危機感が広がり、抜本的な対策強化に乗り出すことになりました」
新しい強化策を種々検討する中で、森川氏が着目したのが、QTnetが提供する「CylancePROTECT®マネージドサービス」だった。CylancePROTECT®マネージドサービスは、世界初のAIエンジン搭載型エンドポイントセキュリティ「CylancePROTECT®」を核とするソリューション。圧倒的な検知率が魅力だった。

導入を決めた理由

閉域端末やレガシーOSにも対応
驚異の検知率にとどまらない多彩な魅力

高い検知率以外にも、CylancePROTECT®マネージドサービスの導入を後押しした要素はいくつもあった。
「当院ではWindows 7搭載の端末も一部現役で使われています。当時調べた限りでは、こうしたレガシーOS搭載の端末にも対応するソリューションは他にはありませんでした」と森川氏。また織田病院にはインターネットとつながっているオープン端末と、主として電子カルテの管理・運用に用いる閉域端末が混在しているが、QTnetの提案はプロキシサーバーを介してすべての端末を一括管理できるハイブリッド型で、これも導入の決め手になった、と森川氏は強調する。
「当初はオープン端末のみ対応という仕様だったのですが、QTnetさんの尽力もあってハイブリッド型に。閉域端末のアップデートや管理コンソールへの情報伝達も担うプロキシサーバーの構築に関しても、終始きめ細かなサポートをいただきました。とはいえ、AI検知型マルウェア対応ソフト自体がまったく新しいソリューションであり、当然のことながら当院でも前例がないため、処理速度の問題などで業務に支障をきたす場面はないのか、実際の効果はどうなのかなど、不安もありました。そこで、QTnetさんの提案もあって導入テストを行ったところ、管理コンソールもシンプルで使い勝手がよく、稼働時の問題も皆無で、これなら大丈夫だろうと、納得できました」(森川氏)
こうして、院内で使用する全端末に相当する380ライセンスでの導入が決定し、2022年9月から順次インストールが進められている。
「導入を進める中で、オープンか閉域か、OSは何かといった環境の違いによってインストールに手間取るケースや、サーバーの通信許可の問題など、設定で難儀する場面が多々ありました。そんな時、まずはメーカーのヘルプデスクの指示を仰ぐのですが、なかなか埒が明かない場合など、QTnetさんに連絡を取り、メーカーと直接話してもらったうえで対応策を伝授していただくことが多かったですね。QTnetさんとは以前から拠点間のネットワーク構築などでお付き合いがあり、誠実な対応ぶりに信頼を置いていました」と森川氏。今回のソリューションを通じて、信頼関係がより深まったことは想像に難くない。
今後は、全端末へのインストールを急ぐとともに、定期的なセキュリティ診断やスタッフ教育にも注力する方針。その一環として、QTnetが提案する「標的型メール訓練(悪意あるメールへの対応法を学ぶプログラム)」の実施に向けて検討が進められている。​

運用のイメージ画像

堅牢なセキュリティこそが目指す医療を支える生命線

ICTを最大限に活用した地域包括ケアを展開する織田病院にとって、堅牢なセキュリティは生命線ともいうべき領域だ。
「もしランサムウェアに感染したら、当院が目指す医療がストップしてしまいます。ネットワークでつながる福祉・介護領域の法人施設や連携する診療所にも影響が及び、患者さんの個人情報までもが漏洩しかねない。今回のソリューションは、そんな最悪の事態に先手を打って備えた取り組みと言っていいでしょう。“何も起こらないこと”が最大の成果で、目に見える手ごたえはなかなか得られないのが実情ですが、今は『打つべき手は打った』という、確かな納得感があります」と、森川氏は実感を込めて話す。
CylancePROTECT®マネージドサービスの導入で、堅牢なセキュリティ基盤を構築した織田病院。理想の地域医療に向けて、これからも着実なチャレンジを重ねていく。

在宅療養イメージ画像
医療・介護の垣根をなくしたワンチームで
在宅療養を見守る
メディカル・ベースキャンプ(MBC)
院内のみならず、ICTを活用した在宅療養も支える
織田病院のサーバー室

サービス概要

独自の構築・運用支援サービスで「検知率99.7%」の威力を最大化

織田病院イメージ画像

近年多発する病院へのサイバー攻撃事件は、マルウェアの一種であるランサムウェアの脅威が企業や官公庁のみならず医療現場にも及んでいる事実を強烈に印象づけている。その深刻な被害を未然に防ぐ切り札として、織田病院は「CylancePROTECT®マネージドサービス」を選択した。決め手は、AIによる脅威予測で既知・未知を問わずマルウェアを99%以上の検知率で防御する業界最高峰の検知率や、レガシーOSや閉域端末にも対応する使い勝手の良さに加え、プロキシサーバーの構築支援をはじめとするQTnetの手厚いサポート体制にあった。「サーバー構築では、エンジニアの方が足繫く当院を訪れ、複雑な設定なども含めて完全な形に仕上げてくれました。導入プロセスのどの場面でも、気軽に相談できる空気感が心強かったですね」と森川氏は振り返る。

織田病院イメージ画像

近年多発する病院へのサイバー攻撃事件は、マルウェアの一種であるランサムウェアの脅威が企業や官公庁のみならず医療現場にも及んでいる事実を強烈に印象づけている。その深刻な被害を未然に防ぐ切り札として、織田病院は「CylancePROTECT®マネージドサービス」を選択した。決め手は、AIによる脅威予測で既知・未知を問わずマルウェアを99%以上の検知率で防御する業界最高峰の検知率や、レガシーOSや閉域端末にも対応する使い勝手の良さに加え、プロキシサーバーの構築支援をはじめとするQTnetの手厚いサポート体制にあった。「サーバー構築では、エンジニアの方が足繫く当院を訪れ、複雑な設定なども含めて完全な形に仕上げてくれました。導入プロセスのどの場面でも、気軽に相談できる空気感が心強かったですね」と森川氏は振り返る。

ICT領域全般の相談相手に― QTnetへのさらなる期待感

CylancePROTECT®マネージドサービスはアップデートの頻度が低い(年1~2回)ため、ネットワーク負荷が抑えられる特性がある。また、CPUやメモリの負荷が低いため端末の動作にも問題はない。もちろんマルウェア検知時にも不具合は見られない。医療機関を標的とするサイバー攻撃は今なお続き、導入直後の2022年秋にも関西の病院が大きな被害を受けた。「やはり今回の施策は必要だったのだと、あらためて思います」と森川氏。とはいえ、セキュリティ対策にゴールはない。院内端末へのインストールはほどなく完了するが、引き続き、介護施設や福祉施設など、祐愛会が運営する各事業所にもライセンスを広げる方針だ。
「1990年代からICT活用を積極的に進めてきた当院では、多種多様なシステムが稼働し、業務を委託するベンダーも多岐にわたります。当然、不具合対応もその企業の担当範囲内に終始しますが、願わくは、当院のICT施策全体を俯瞰する視点から意見やアドバイスをもらえる相談相手がほしいのも確か。欲を言えば、QTnetさんにはそんな役割を期待しています」と森川氏。今回のソリューションが、期待に応える確かな一歩になったかもしれない。

 

Our
Solution

「CylancePROTECT®マネージドサービス」が選ばれる3つのPoint!

  1. 検知率99%以上。AIによる脅威予測で既知はもちろん未知のマルウェアも防御

  2. アップデートが年に1~2回、パターンファイルの更新も限定的でネットワーク負荷が低く、端末操作が快適

  3. Windows 7、8、XPといったレガシーOSにも対応

社会医療法人 祐愛会織田病院

  • 所在地: 佐賀県鹿島市大字高津原4306
  • TEL: 0954-63-3275

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